発生前、発生初期の散布で細菌性病害を含む広範囲の病害を予防! ●連続散布しても効力が落ちる心配がなく予防に適しています。
●ボルドー液、無機銅剤の使えない時期でも使用できます。
●ミクロの粒子で効力アップ。
水によくなじみ散布液の調製が楽な薬剤です。
●農作物の汚れが少なく、目立ちません。
●効果、薬害などの注意 ・使用直前に容器をよくふって薬剤を均一にする。
・石灰硫黄合剤、水和硫黄剤、ジネブ剤等との混用はさける。
・本剤は病害の多発時の使用では効果が劣る場合があるので病害の発生の多くならないうちに発生初期から1〜2週間おきに予防的に散布する。
・本剤をりんごの病害防除に使用する場合は、サビ果の発生を多くすることがあるので、落花直後から落花20日頃までの使用はさける。
また樹勢の良くない状態などで連続散布すると生理落葉を助長することがあるので注意する。
特にゴールデン及びゴールデンからの育成品種では注意する。
・キャベツの黒腐病、はくさいの軟腐病、レタスの軟腐病・斑点細菌病・腐敗病、きゅうり・メロンの斑点細菌病などの細菌性病害防除に使用する場合、発病後の散布では効果が劣るので発病前〜発病初期から予防的に散布する。
・ぶどうのべと病に対しては、多発時には効果が不十分な場合もあるので、なるべく発生初期に予防的に散布する。
なお、ぶどうでは果実肥大期(あずき粒大)以降の散布は、サビ果や果房の汚れを生ずるおそれがあるので、無袋栽培ではこの時期以降の散布はさける。
・かきに使用する場合、果実に薬害を生ずるおそれがあるので、着色期以降の散布はさける。
・シクラメンの葉腐細菌病に使用する場合は、葉柄基部に散布する。
また、薬液による汚れが生ずるので、葉及び花弁にかからないように注意する。
炭疽病に使用する場合は、薬液全面散布によって葉及び花弁に汚れの生ずる場合があるので、出荷直前の散布をさける。
・蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにする。
・本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意する。
・特に適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。
なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
●安全使用上の注意 ・誤飲などのないよう注意する。
・本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。
眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
・散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。
作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼する。
・魚毒性・・・水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼす恐れがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
養殖池周辺での使用は避ける。
・使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。
散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。
また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
・保管・・・密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した所。
・漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収する。
・移送取扱いは、ていねいに行う。
・使用前にラベルをよく読んでください。
・記載以外には使用しないでください。
・小児の手の届く所には置かないでください。